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ショタ小説 -少年の戸惑い-

少年の恋に戸惑う心を綴ったフィクションです。登場人物は全て仮想の人物であり、実在する人物などとは一切関係していません。

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Not for Something

 あるところに一人の少年がいました。
 少年はとてもとても退屈していました。
 毎日朝起きて、毎日学校へ行って、毎日面白くない授業を受けて、毎日同じ人と話して、毎日家に帰って、毎日つまらないテレビを見て、毎日同じ布団で寝るのです。
 少年は人生を無味乾燥に感じていました。何かが起こることを期待することはとっくにやめていました。
 少年は何のために生きているのかわかりませんでした。
 それでも少年は夢見ていました。いつか単調な生活から抜け出せることを夢見ていました。
少年は憧れていました。広すぎるくらい広く蒼すぎるくらい蒼い空に憧れていました。
 少年は無知を恐れていました。自分の外が漠然と広いことに恐怖を感じていました。
少年はそれを狭いと感じていました。自分の知っている世界が狭く、その周りを無知というオブラートが包んでいることに不安を感じていました。

少年はすべてを投げ出すことにしました。学校も家族もすべて捨て、家を出ることにしました。自分が何のために生きているのかを知ろうとしました。
少年は生まれ育った場所を振り返りませんでした。その何かを見つけるのにどれだけかかろうと、家に帰るつもりはありませんでした。その何かが見つかるのならいいと思いました。意味もわからずに生きることから抜け出せるのなら、どこへでも行くつもりでした。

少年はすぐにお金が足りないことに気づきました。寝場所がないことにも気づきました。
しかし少年は、高値で売れ、しかも何度も使えるものを持っていました。手っ取り早くお金を手に入れることができる方法を知っていました。

少年の初めてを奪った男は、少年の二倍近くも年上でした。
男は少年に性器を舐めさせました。少年は気持ち悪さを我慢して、男の性器に口をつけました。少年は男に言われた通りに舐めました。必死になって、口の周りがべとべとになっていることにも気づきませんでした。しばらくすると、男は少年の口の中に精液を出しました。少年は苦労しながらそれを飲み下しました。
男は少年の体中を舐めました。少年ははじめ恥ずかしくてくすぐったいと感じていましたが、しだいに気持ちいいと感じるようになりました。男は的確に少年の性感帯を刺激しました。少年は勃起してしまいました。男がその勃起を咥えた瞬間、少年は射精してしまいました。少年はいろいろな感情に襲われて、しばらくシーツを握りしめていました。
少年は男に指を入れられました。おなかの奥から、悲しみに似た感覚がせりあがってきました。前立腺を刺激されて、体をくねらせました。
 男に性器を挿入されるとき、少年は痛みに顔をゆがめました。男は急ぎませんでした。痛みが気持ちよさに変わるまでに、ずいぶんと時間がかかりました。ついに男は少年の体内で射精しました。少年は涙で濡れた顔をずっと天井に向けていました。少年は天井の上の空を見ようとしました。でもそれはできませんでした。

 少年は毎日体を売りました。そのたびにお金を手に入れました。毎日を食いつないでいくために、体を売りました。さまざまな男たちが、少年に精液を浴びせました。
 少年は男にだけ体を売っていたのではありません。女にも体を売りました。膣に射精されると、女たちは少年にお金を与えました。さまざまな女たちが、少年に精液を浴びせられ、肉欲を満たしました。

 少年は自身の体がよく売れることを知っていました。そうすれば生きていけることを知っていました。
 少年は毎日体を売りました。
 そうすると少年は生きていけるのです。
 少年は毎日生き続けました。
 生き続けるには、体を売ることが必要でした。

 少年は気づきました。
 少年の探し物は永遠に見つかりません。何のために生きるのか、少年はずっと探し続けなければならないのかもしれません。

 でも少年はわかりました。
 何かのために生きるのではなく、生きるために何かをするのだと。


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テーマ:ショタ小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/03/10(木) 22:23:32|
  2. 短編
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バイの某大文学部生です。少年愛の美学、ショタの文学、美少年と少年美、「艶」の定義についてなど日々考察中。

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