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ショタ小説 -少年の戸惑い-

少年の恋に戸惑う心を綴ったフィクションです。登場人物は全て仮想の人物であり、実在する人物などとは一切関係していません。

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マージナルの手

 僕はのろのろとパンツをはいた。さらにズボンをはくために立ち上がると、おちんちんに残っていた精子が今頃
になってにじみ出てきた。パンツが濡れるのはいやだけれど、どうしようもなかった。
 凌也お兄ちゃんは満足そうに椅子から僕を眺めている。そんなにいいものなのだろうか。僕にはわからなかったが、あえて口には出さなかった。それよりも僕が気になったのは、今まで見せられていたビデオだった。荒い画質と暗い画面がいかにもホームビデオという感じだった。被写体は二人の少年だった。しかもその二人は、服を着ていない。
 僕の頭を撫でながら、凌也お兄ちゃんはまた来いよと言った。もはや頭を撫でられるということは照れ臭いを通り越して不快なことだった。凌也お兄ちゃんは好きだが、ときどき僕を子どもみたいに扱うのがいやだった。
 僕は部屋を出ながらビデオの内容を思い出した。二人の少年ははじめ裸で抱き合い、キスをしていた。片方の少年の唇は次第に首、胸、腹へと移動し、ついにはおちんちんや袋を舐めるのだった。その一連の行為がいやらしいことだと直感でわかる。しかも男の子同士ですることではないということも、わかる。でも画面の中の少年たちは、さもそれが当然のように愛し合っていた。
 片方の少年はおちんちんを舐められて、おちんちんを大きくしていた。それを見る僕もおちんちんを大きくするのだった。それはものすごく後ろめたいことだった。まるでこっそりお母さんの財布からお金を抜き出すような気分だった。舐めているのが女の人なら、それもましだっただろうに。

 凌也は巧が部屋を去った後、静かに下半身の衣服を脱ぎ去った。これから今まで繰り広げられていた光景を糧にマスターベーションを行うためだ。
 巧は毎回事が始まると、少し眉根を寄せる。多少の背徳感を味わっているのだろう。しかしそれは凌也をそそるもののひとつである。純真無垢な少年が扉を開ける瞬間なのである。巧はいけないとわかっていながらもその扉の内側を覗いてしまう。二重瞼の下に収められた大きく清らかな目は、意に反してその痴態にくぎ付けになってしまうのである。まっすぐな目が戸惑いを伴って汚れていく刹那に凌也は興奮を覚えるのだった。
 巧の体はいつもはっきりと興奮を示す。彼自身はそのことに懐疑的だが、勃起している以上は射精を望むのが自然である。凌也は巧にマスターベーションを指示した。彼は羞恥に身を震わせながらも、まだ発育途中の性器を手でもてあそぶのであった。巧が後ろめたい絶頂を迎えるとき、凌也も脳内で最高の快楽を得るのだった。

 僕に初めて精子を出させたのは凌也お兄ちゃんだった。僕がベッドに座っている後ろから、凌也お兄ちゃんは僕を抱きしめるように座った。そして僕のおちんちんのあたりをズボンの上から触った。最初は変な感じだったけど、だんだん気持ちよくなってきておちんちんが大きくなった。すると凌也お兄ちゃんは僕のズボンとパンツを脱がせて、直接おちんちんを触った。
 ずいぶん長い間凌也お兄ちゃんは僕のおちんちんをしごいていた。おちんちんを軽く握るようにして、縦に動かしていた。だんだん腰の奥のほうがむずむずしてきて、息がうまくできないようになってきた。全身がくすぐったくなった。明るい何かがおちんちんの根本から先に向かってつきあがるような気がした。すると、おちんちんの先から精子がいっぱい飛び出した。精子は少し黄色っぽい白色をしていて、とても臭かった。洗剤か漂白剤みたいな臭いだった。
 精子を出した瞬間、とても気持ちよかった。最高にエッチな気分だった。それが忘れられなくて、その日の晩にお風呂場で同じようにおちんちんをしごいてみた。でも精子がでるまではいかなかった。

 そのあと何日かたって、トイレでこっそりおちんちんをいじってみた。どうしてもあの気持ち良さが忘れられなかった。ズボンとパンツを足におろして、まだふにゃふにゃしているおちんちんをエッチなことを考えながらいじった。するとすぐにおちんちんは大きくなった。普段先は皮をかぶっているけど、大きくなったときは半分くらいまでむける。真っ赤な内側は、触ると少し痛い。大きくなったおちんちんは、自分のものなのに何かとてもエッチでいけないもののように見えた。
 内側に触らないように気を付けながら、おちんちんの真ん中あたりを握って皮だけを上下に動かすようにする。じんわりした感じの気持ち良さが、おちんちんから手や足に伝わっていく。トイレの中でおちんちんを大きくさせているのは気まずいけれど、しごいていくうちにそんなことはどうでもよくなった。この気持ち良さが最高になるまでやめたくなかった。
 おちんちんを女の人のワギナに入れて、その中で精子を出せば子どもができる、ということは知っていた。自分で精子を出すようになってからはじめて、おちんちんを入れるだけでなく、出し入れしなければいけないことがわかった。そうしないと到底精子は出そうにない。
 僕はいつも女の人のワギナに入れたらこんな感じなんだろうな、ということを想像しながら手を動かした。こうやって包まれて、締め付けられて、そして動かしたら気持ちよくなるんだろうな。女の人のワギナの中に入れたまま精子を出す瞬間は、とっても気持ちいいんだろうな。自分の手でするより何倍も気持ちいいんだろうな。そんな風に思う。
 トイレの中で僕は、いつのまにか声を出して息をついていた。手の動きに合わせてはっ、はっと短い音が連続していた。この前感じた気持ち良さが、またそこまで来ていた。
 僕は無意識のうちに腰を突き上げ、精子を大量に出した。

 凌也は自らが倒錯していることなどとっくに知っていた。少年の行為を見る、ただそれだけでよかった。少年の恥ずかしいシーン、それこそが至高だった。
 巧に対して済まないと思う気持ちはなくはなかった。だが、都合よく幼馴染として存在する年下の美少年は、第一に凌也の性欲を満たす媒介であった。最悪だな。凌也は時々苦笑いとともに自らを皮肉るのだった。
 凌也は特に巧の腰のあたりが気に入っていた。うっすらと筋が入った腹筋は、しなやかな尻に抱かれている。付け根の美しいラインがV字に交差するその個所に、幼さと逞しさを兼ねそろえた性器がそびえたっている。細く白い太ももは、下から芸術的な恥部を支えている。戸惑いながらも、毎回巧はその腰あたりを優雅に震わせ、しまいには高く突きだし、見てはいけない淫らな花園を覗き込んだ代償を噴き出すのだった。

 ビデオはいつも、少年たちがお互いのおちんちんを舐めあうところでストップしてしまう。僕がそのあたりで精子を出してしまって、凌也お兄ちゃんがビデオを止めてしまうからだ。その続きが気にならなくはなかった。僕はほかの人が精子を出すところを見たことがない。きっとこの少年たちも精子を出しているはずなのだが、そのシーンに到達するまで我慢するのはたぶん無理だ。ダメだってわかっているのに、どうしても興奮してしまう。僕もおちんちんを舐めてほしかった。口の中は柔らかいから、きっと気持ちいいだろうに。しかも唇で締め付けたら、もっと気持ちよくなるんじゃないだろうか。
 実はその続きを見ることがあった。でもそのとき、僕はもう凌也お兄ちゃんが好きではなくなっていた。

 凌也はいつものように巧にビデオを見せた。巧はベッドに座りテレビの画面を凝視していたが、その股間はズボンの上からもわかるほど勃起していた。
 やがてキスやペッティングをするシーンから、フェラチオをするシーンに移った。ここで巧はもう我慢ならないという風にもじもじしはじめていた。
「脱いですれば?」
 凌也が言うと、巧はためらいがちにズボンとパンツを脱いだ。真っ白な肌の海の中に、突如花が咲くように元気な勃起が姿を現した。巧はベッドに仰向けに寝そべり、顔は画面を見続けられるよう首を少し上げた。少し脚を広げ、手が性器に届きやすいような姿勢をとった。
 巧はおもむろに性器を握り、手を動かし始めた。しかしどういうことか、いつもより動作が遅い。画面を食い入るように見つめながら、じっくりと快感を味わうようにマスターベーションをしていた。凌也は多少疑問に思ったが、必死に絶頂を追い求めるのとは違って、快楽に身をゆだねながら恍惚とした表情で行為にふけるのもまた一興だと考え、うっとりと巧を眺めるのだった。
 やがてビデオは、いよいよフェラチオからアナルセックスへと移行しようとするところだった。巧の大きな目がより一層見開かれているように思われた。画面の中の少年は、片方の少年のアナルに顔をうずめ、舐め始めた。やがて指を挿入し、感度を確かめるかのように出し入れさせた。巧はあっけにとられた様子で、性器をもてあそぶことも忘れて画面に見入っていた。
 ふと凌也は、何の前触れもなく巧が急速に大人に近づいていることに気付いた。数週間前はどこか頼りなかった胸板が、今では割合がっしりとしているように見えた。綺麗な足の産毛は濃くなり始めている。力強さが表れ始めている勃起の根元には、もう間もなく毛が生えそろうだろう。やがては巧の身体も成熟してしまうのだが、それまで間は幾ばくも無い。
 凌也は、強迫観念にも似た強い惜しみを感じた。少年は未熟であるからこそ美しい。そしてその美しさは、恒久でないからこそ儚い。自分はこの美少年の美しさを存分に味わい尽くしただろうか。やがては散りゆく目の前の可憐な肉体を、自分はみすみす未来へととり逃してしまってよいのだろうか。
 否。
 凌也は立ち上がり、巧のいるベッドに上がった。巧は驚いて目を画面から凌也に移した。ちょうどビデオの中では、一方の少年が他方の少年に挿入し、腰を振り始めているところだった。
「凌也お兄ちゃん⁉」
 凌也は巧の性器にしゃぶりついた。今まで持ち主自身によって作り上げられていたそれは、みずみずしく、かぐわしかった。ものすごい勢いで舐めあげられた勃起をよそに、凌也は巧のアナルへと舌を這わしにかかった。凌也は乱暴にそれをこじ開けようとした。巧は体を震わせていたが、気にしなかった。
「凌也お兄ちゃん、やめて……」
 凌也は巧の声を無視し、実行し続けた。凌也はやがて我慢の限界に達し、自らもズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
「やめ、て……」
 いきり立つ性器を取り出し、巧のアナルに押し当てようとしたその時、凌也は巧が涙声になっているのに気付いた。
「凌也、お兄ちゃん……」
 巧はボロボロと泣き始めた。大きな双眸から涙が零れ落ちていた。幼い子どものように顔をゆがめてむせび泣く巧の姿に、凌也は理性を取り戻した。
 凌也はそろそろと巧から離れた。巧の性器は、もはや萎縮し、垂れ下がっていた。嵐のように自責の念が襲い掛かる。凌也は黙って巧のズボンとパンツを手渡した。
 少年はズボンとパンツを身に着けると、無言で凌也の部屋から走り去った。


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テーマ:ショタ小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/08/23(火) 02:52:41|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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  1. 2011/09/04(日) 11:35:33 |
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バイの某大文学部生です。少年愛の美学、ショタの文学、美少年と少年美、「艶」の定義についてなど日々考察中。

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