FC2ブログ

ショタ小説 -少年の戸惑い-

少年の恋に戸惑う心を綴ったフィクションです。登場人物は全て仮想の人物であり、実在する人物などとは一切関係していません。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

第四章

それからというもの、敏樹は全く授業に集中できなかった。
涼太の視線が気になってしかたなかった。

昼休み。
敏樹は涼太を誰もいない踊り場に連れて行った。
そこは最上階から屋上へ上がる階段で、屋上への扉は施錠されているので誰もこない。

「なんで、僕が龍一のこと好きだとわかったの?」

敏樹は涼太を問い詰めた。

「そりゃあ、見ていればわかるよ。お前ずっと五十嵐の方をちらちら見てるじゃないか」

敏樹は、他の友達にもばれているのではないかと不安になった。

「他にもこのこと知ってる人いるかなぁ」
「さあな。とにかく俺はすぐに感づいたぜ。野球部でもべたべたしてるじゃんか」

敏樹はため息をついた。

「で、いつから好きなんだよ? 俺が見てる限りではずっと前からだけど?」
「……入学してからすぐ」
「やっぱりそうか。コクったりしないの?」

敏樹は驚いて顔を上げた。
涼太は依然、にやにやしている。

「……男が男にコクるって、変だと思わないの?」
「別にいいんじゃないの? ていうかお前みたいなやつと何人かネットで知り合ったし」

敏樹は安心した。
少なくとも、涼太はホモだの気持ち悪いだのと言いふらすような厄介なやつではないようだ。
しかし油断はできない。

「頼むから、このことは誰にも言わないでよ」
「言わねぇよ。むしろ協力してやるって」
「えっ……」
「何にもしなくて好きなだけだったら面白くないだろ?」
「うん……」

涼太はゲームを楽しんでいるような笑みを浮かべた。

「がんばってコクれって。俺が応援してやるからよ」
「うん、ありがとう……」

不安だらけだった。
スポンサーサイト

テーマ:ショタ小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/03/08(土) 20:42:30|
  2. 第四部
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<オフ会 | ホーム | お知らせ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://puzzledboy.blog101.fc2.com/tb.php/62-a39a8178
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

イズコー

Author:イズコー
バイの某大文学部生です。少年愛の美学、ショタの文学、美少年と少年美、「艶」の定義についてなど日々考察中。

Twitterはこちら
ネットラジオ

メールアドレスはiskough●yahoo.co.jp
です。
※●を@に変えてください。

アクセスカウンター

インフォメーション

はじめに
   当サイトご利用にあたってのご注
   意です。必ずお読みください。
BBS
   掲示板です。ご意見ご感想をお
   教えください。
DigiKet
   ダウンロード販売中の作品です。

ツイッター

目次

The Puzzled Boy - 1
The Puzzled Boy - 2
The Puzzled Boy - 3
The Puzzled Boy - 4
The Puzzled Boy - 5
くらすめいと
二人占め
二人の帰り道
後輩とぼく
一夜限り
My Life is Not Beautiful
仮想現実
格調
風の噂
夏の夜の
呼ばい
待っていた夜更け1
待っていた夜更け2
私解・稚子草子(第五段)
魔性
とぶらひ
Not for Something
慰み
草枕
月光
あの日の水泳
兄弟
夏の孤独
マージナルの手
純淫
王家の砦
春の色
浴衣の少年
幻影
邂逅
奇妙な三人
夏の終わり
Jealousy

最近のコメント

リンク


カテゴリ

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。